未経験からプログラマーに転職するのはきついのか

現役ITエンジニアのじーるです。

今回は、未経験からプログラマーへの転職はきついのかについてお話させていただきます。

私は異業種から未経験でITエンジニアに転職し、現在は3年以上働いています。

そんな筆者の経験も交えながら、未経験からプログラマーを目指す方法について解説します。

この記事を最後まで読むことで、プログラマーの実情や具体的な転職までの方法について理解することができます。

目次

未経験がプログラマーになれる理由

結論からいうと、未経験でもプログラマーになることは可能です。

ただし、現在の状況によっては少々ハードルが高いかもしれません。

以下に2つ以上当てはまる方は、未経験でも比較的容易に転職することができます。

  1. 年齢が若い(20代)
  2. 大学or専門学校で情報系を専攻していた
  3. 既に独学でプログラムを組んだりしている

IT業界ではスキルを重視する傾向にあるため、特に③に当てはまる方は転職しやすいかもしれません。

ただし、IT人材は慢性的に不足しているため、上記にまったく当てはまらなくても転職は可能です。

プログラマーになるメリット・デメリット

次に、プログラマーのメリット・デメリットについて、筆者のITエンジニア経験も交えて解説します。

メリット

  • スキル向上で仕事に困らない人材になれる
  • 在宅やフリーランスなどの働き方も選べる
  • キャリアアップで高収入を目指すことも可能

スキル向上で仕事に困らない人材になれる

高いスキルを持ったプログラマーは常に不足しているため、ある程度業務経験を積むことでどこへ行っても求められる人材になれます。

IT分野であれば今後も需要は拡大し続けるので、常に勉強していく姿勢があれば将来は安泰といえます。

在宅やフリーランスなどの働き方も選べる

プログラマーは基本的にパソコンと向き合って仕事をする職業なので、在宅やフリーランスで働くことが可能です。

近年ではコロナの影響もあり、チャットやWeb会議でのコミュニケーションが浸透してきています。

そのため、在宅でも問題なく働くことができます。

一定以上のスキルを身につけることができれば、フリーランスになって企業と業務委託契約を締結して仕事を行うことも可能です。

自身のライフスタイルや家庭の事情などに合わせて、多様な働き方を選択することができるのも大きな魅力の一つです。

キャリアアップで高収入を目指すことも可能

プログラマーの平均年収は以下のようになっています。

プログラマーの仕事の平均年収は約342万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。
月給で換算すると29万円、初任給は21万円程度が相場のようで、派遣社員やアルバイト・パートでは平均時給がそれぞれ2,197円1,195円となっています。

正社員の給料分布を見てみるとボリュームが多いのは315〜369万円の水準で、平均年収の342万円もこのゾーンに含まれています。
全体の給与幅としては315〜746万円と比較的広いため、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があると見受けられます。

出典:求人ボックス.com「プログラマーの仕事の年収・時給・給料」

日本の平均年収と比べるとやや低い傾向にありますが、これはITエンジニアの職種として、プログラマーは下流の仕事にあたるからです。

順調にキャリアアップしていく場合、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーへなっていきますが、ここまでいくと年収1000万を超えることも可能です。

また、給与幅に差があるという記載のとおり、IT業界ではスキルが重視されるため、高いスキルを持っていればプログラマーでも高収入を狙うことが可能です。

管理職のような仕事が苦手だったり、とにかくスキルを極めたい方であれば、高度な技術力を持つエキスパート系プログラマーを目指すとよいでしょう。

デメリット

  • 勉強し続ける必要がある
  • 仕事柄、運動不足になりやすい

勉強し続ける必要がある

IT技術はめまぐるしく進歩しているため、常に新しい知識や技術獲得のために勉強し続ける必要があります。

もちろんそれはどの業界や職種でも同じですが、IT業界では特にその傾向が強いです。

特に未経験からプログラマーへ転職した場合、最初のうちは休日もスキル向上のために勉強が必要かもしれません。

仕事柄、目に負担がかかる

プログラマーはほぼ1日中パソコンと向き合う仕事のため、運動不足になりがちです。

私の場合は、以下のような対策をとっています。

  • 自転車通勤
  • 昼休みに散歩する

自転車通勤については勤務地によってできない場合もありますが、昼休みの散歩であれば比較的取り入れやすいと思います。

適度なリフレッシュにもなるため、個人的にはオススメの習慣です。

必要なスキルや資格の勉強方法について

未経験からプログラマーになる場合、当然業務経験がありませんので、学習や資格取得で補う必要があります。

正直スキルがものをいう業界ではあるので、資格取得が直接的に役に立つことはあまりないです。

しかし、未経験から企業へ応募する場合には十分なアピールポイントとなります。

理由としては、IT業界では特に自ら進んで学習できる人材を求められるからです。

業界での認知度が高く、一定以上認められている資格を取得することで、自ら進んで学習できる人材であることをアピールできます。

未経験の方が取得する資格としておすすめの資格は3つあります。

  1. ITパスポート
  2. 基本情報技術者試験
  3. Oracle認定Javaプログラマ シルバー

それぞれ解説していきます。

ITパスポート

ITパスポートとは、IT全般の基礎知識があることを証明する国家試験です。

IT業界に関わらず、社会に出て働く人すべてを対象とした資格のため、ITの知識に自信のない方でもステップアップとして取り組みやすいです。

合格率は50%前後と難易度も高くないため、未経験からの転職を狙う方が最初に目指す資格として最適です。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、情報処理に関する基礎知識・技術があることを証明する国家試験です。

こちらの試験は先ほどのITパスポートとは異なり、IT企業で働いている方を対象としています。

そのため難易度も上がりますが、多くのIT企業で資格手当の対象となっており、採用担当からも評価される可能性が高い資格です。

Oracle認定Javaプログラマ シルバー

多くのシステムで開発言語として利用されている「Java」というプログラミング言語の公式ベンダー認定資格です。

難易度ごとに、ブロンズ/シルバー/ゴールド の3種類がありますが、初心者の方はまず「シルバー」から受験することをおすすめします。

こちらの試験は受験料が高額なので、受験する場合は確実に合格できるようにしっかりと対策することをおすすめします。

具体的な転職方法

最後に具体的な転職方法について解説します。

未経験からの転職方法としてオススメなのは以下の2つです。

  • 求人サイトから応募
  • 転職エージェントの利用

それぞれ解説していきます。

求人サイトから応募

転職する場合にもっとも一般的な方法は、求人サイトなどから求人を探して応募することです。

ポイントとして以下の2つを意識してみてください。

  • 量を増やす(応募数を増やす)
  • 質を上げる(資格勉強や応募書類、面接スキルのブラッシュアップ)

量を増やす(応募数を増やす)

単純に応募数を増やすことで、内定をもらえる確率が上がりますし、場数を踏むことで質も上がります。

どんな物事においても、まずは行動量を増やすことが大切です!!

質を上げる(応募書類、面接スキルのブラッシュアップや資格勉強)

採用担当者は応募書類や面接での印象で合否を判断するので、それらのブラッシュアップを行うことが内定率向上に直結します。

並行して資格も取得できるとより効果的です。

転職エージェントの利用

転職エージェントサービスとは、無料で求人の紹介から入社までサポートしてくれるサービスです。

筆者も実際に利用した経験がありますが、優良な転職エージェントであれば心強いサポートを受けながら転職活動を進めていくことが可能です。

ただし、企業が転職エージェント経由の求職者を採用する場合、採用時の年収の3分の1を企業がエージェントに支払う必要があります。

企業が採用時のコストを余計に支払う必要が出てくるということなので、それに見合う人材でなければ採用されにくいという側面もあります。

以下のような場合は特にオススメのサービスです。

  • 転職活動を進めたいけど、まず何をすればいいか分からない
  • 身近にサポートしてくれる人がいない
  • 応募書類の添削や面接対策などを受けて求人に応募したい

まとめ

今回は未経験からプログラマーになる方法について解説しました。

現在はIT業界自体がどんどん市場規模を拡大しており、必然的にIT人材の需要も高まっています。

未経験からの転職は決して簡単ではありませんが、プログラマーになりたい思いが強く、行動に移すことができれば十分可能なレベルです。

まずは自分にできる行動からはじめてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

経験3年以上の現役ITエンジニア&副業Webライターのかけひろです。

新卒で入社した販売系の会社を3か月で退職し、未経験からITエンジニアに転職しました。

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